ピアノの歴史
13/03/20 11:31 by sada - スタッフのひとり言今日はピアノの歴史についてこんな内容のものを見つけました
ピアノは、1709年頃に、イタリア人のチェンバロ製作家、バルトロメオ・クリストフォリ(1655-1731)が創りました。
当時、貴族たちは、自分のために楽器を作らせることが多く、フィレンツェのメディチ家の王子もその一人でした
彼はメディチ家に仕えていたクリストフォリに、チェンバロの改良を依頼しました。
その頃、鍵盤楽器はチェンバロが主流でしたが、音が強弱に乏しいのが難点だったのです。
クリストフォリはそれを改良し、「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(ピアノもフォルテも出せるチェンバロ)」を創りだしました。この名前が短縮されて、「ピアノ」と呼ばれるようになりました。
その後ピアノの開発は、ドイツ人のオルガン製作家、ゴットフリート・ジルバーマン(1683-1753)に受け継がれ、発展していきました。
ちなみに、J.S.バッハが当時ジルバーマン製のピアノを弾いたことがあると推測されています。ただ当時のピアノはあまり出来が良くなく、お気に召さなかったようで、彼はピアノのための作品は残していません。鍵盤曲は全て、チェンバロとオルガンの曲です。
18世紀後半には、ドイツのヨハン・アンドレアス・シュタイン(1728-92)が、ジルバーマンのメカニズムに改良を加え、ドイツ式(ウィーン式)アクションを完成させました。シュタインのピアノは、連打が可能なエスケープメント機構を備えていて、軽快なタッチと音が特徴でした。モーツァルトは21歳の時にこのピアノに出会って感動し、以後これを愛用し、ピアノ曲をたくさん書きました。ちなみに、このピアノの鍵盤は浅く、現在の半分くらいの軽さで弾けたようです。音域は5オクターブで、61鍵でした
ちなみに当時のピアノはまだ今みたいにそんなに大きくはなかったんですね!!
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